統計

DeepMetaは、Getty Imagesロイヤリティ明細で提供される詳細なデータを元に詳細なリストとグラフを生成することができます。

DeepMetaの「統計」セクションでは、「ウィジェット」により視覚的に売上データを確認することができます。各ウィジェットでデータを絞り込むと、すぐにそのデータが他のウィジェットにも反映されます。

ウィジェットの操作に慣れれば、自分の作品の売上傾向を正確に把握し、それを今後の制作に繋げることができます。上部のコントロールバーからひとつひとつ紹介しましょう。

コントロールバー

コントロールバーはウィンドウの最上部に固定表示され、その他のグラフウィジェットはこのバーの下に表示されます。

  • 「reset」: この統計画面で最も重要なボタンです。クリックすると、設定したフィルターがすべてリセットされます。上の例では、ボタンの下に「214 of 214 sales selected」(214の全売上データ中214を選択中)と表示されています。つまり、すべてのウィジェットがダウンロードしたすべての売上データを表示している状態ということです(売上データのダウンロード方法については、「明細」と「売上」を参照)。

  • 「Pie charts」、「Bar chart」、「Area chart」、「World/US」、「Map」、「Your Files」 のチェックボックスで、各ウィジェットの表示/非表示を切り替えることができます。各ウィジェットを、ひとつずつ見ていきましょう。

  • 「Bar chart」: 棒グラフ。ダウンロードした売上データの対象になっているタイムラインすべてが表示されます。グレイの各バーが、各日付のダウンロード数を示します。

  • グループ分類: 「reset」ボタンの右にあるドロップダウンリストから、日付のグループ分け基準を選択します。

  • 「Group by Sales Day」: 販売日でグループ分け。タイムラインで示される売上とダウンロード数が、販売日を基準にグループ分けされます。

  • 「Group by Sales Week」: 販売週でグループ分け。売上とダウンロード数が、販売週を基準にグループ分けされます。

  • 「Group by Sales Month」: 販売月でグループ分け。売上とダウンロード数が、販売月を基準にグループ分けされます。

  • 「Group by Statement Month」: 明細月でグループ分け。売上とダウンロード数が、月毎のロイヤリティ明細を基準にグループ分けされます。実際に支払いが行われた月を意味します。

    • 「Group by Sales Week」を選択した場合、タイムラインは次のように表示されます。

時間範囲の選択

上部のタイムラインをドラッグするだけで、売上の期間を絞り込むことができます。絞り込んだ時間範囲は、オレンジ色で強調表示されます。

売上記録の絞り込み結果が「55 of 214 selected」に変わっていることに注意してください。これは表示データが、214から55の売上に絞り込まれたことを示しています。ここで使うのが「reset」ボタンです。「reset」をクリックすると、絞り込みが解除され、再度すべての売上データが表示されます。

売上データの表示に使えるウィジェットのタイプは、以下のとおりです。

「Pie charts」(円グラフ)

上部のコントロールバーで「Pie charts」ボックスをチェックすると、DeepMetaウィンドウの大きさに応じて2つか3つの円グラフが表示されます。

グラフで任意の部分にカーソルを置くと、詳細情報がポップアップ表示されます。

1つ目のドロップダウンリストで、「$」(ロイヤリティ総計)か「DL」(ダウンロード数)を選択します。2つ目のドロップダウンリストで、表示するデータの種類を選択します。

次に、たとえばピンク色の「US」をクリックすると、「統計」ページの全ウィジェットのデータが絞り込まれ、米国の売上だけが表示されます。コントロールバーの表示が「73 of 214 sales selected」に変わり、他の円グラフでも、フィルター適用後のデータがすぐに反映されます。

同じ円グラフで別の部分をクリックすると、フィルター条件が追加されます。

円グラフの見出しに、青字で「reset」リンクが追加されたことに注目してください。「reset」をクリックすると、この円グラフで選択したフィルターが解除されます。あるいは、画面最上部のコントロールバーにある「reset」リンクをクリックすると、「統計」ページ全体でフィルターが解除されます。

それぞれの部分を選択する、「reset」リンクで標準状態に戻すなど、いろいろと操作してみてください。

「統計」ページは、すべての要素が連動します。あるウィジェットでフィルターを適用すると、その他のウィジェットでもすぐに反映されますし、上部のコントロールバーで時間範囲を選

択すると、すべてのウィジェットにその絞り込みが即反映されます。

横棒グラフ

「Pie Chart」セクションでは、ロイヤリティとダウンロード数を2種類の「横棒グラフ」でも表示します。

「Bar chart」(棒グラフ)

棒グラフで表示されるデータは今のところ1種類だけです。このグラフでは時間軸に沿って、「Royalties & Downloads」(ロイヤリティとダウンロード数)が表示されます。初期設定では、ロイヤリティ明細すべてのデータが表示されますが、最上部の時間軸バーをドラッグすることで期間を絞り込むことができます。ダウンロード数が青色の棒、ロイヤリティが緑色の塗りつぶし部分です。棒と点にカーソルを重ねると詳細が表示されます。

「Area chart」(面グラフ)

面グラフには、売上に関する特定の観点が、時間経過に沿ってどう推移していくかが示されます。以下にスクリーンショットは、過去数ヶ月間にわたる、コレクション別(Signature、E+など)の売上の例です。期間はコントロールバーの時間軸(オレンジ色の範囲)で絞り込んでおり、週単位でグループ分けされています。

円グラフや横棒グラフの場合と同様、ドロップダウンリストを使って、グラフに表示するデータを選択できます。

「World/US Map」(全世界/米国マップ)

国毎の売上実績は上述の横棒グラフでも確認できますが、この「World/US Map」でより簡単に購入国の分布を把握できます。

「Your Files」(作品ごとの売上実績)

最も重要なウィジェットといえるのがこの「Your Files」セクションです。ファイルの売れ行きが最もいい地域やコレクションを調べるのも良い活用方法ですが、皆さんが最も興味があるのは、どの作品が最もよく売れているか、ということでしょう。このデータは効率的に制作計画を立てることにも役立ちます。

最もコンパクトな表示が「Thumbnails only」(サムネールのみ)で、ロイヤリティ額、またはダウンロード数順に売上の上位25位、50位、100位、250位を表示できます。

最も情報量が多いのは、「Full File list」(全データ表示)です。